JIA兵庫｜社団法人 日本建築家協会 近畿支部兵庫会

渡り廊下のある白い家
この住宅は、バリアフリー化と外部からのやさしい光に包まれることが主なテーマでした。外観は白壁と木の格子で構成されています。シンプルなプログラムの割に、外部から少し大きく見えるのは、3つの中庭があるからです。バスルームに面した小さな中庭と、リビングにつながる渡り廊下の両側にも中庭があり、光と風を呼び込んでいます。

世良美術館
神戸を代表する画家・小磯良平に師事した世良臣絵の私設美術館。御影の閑静な屋敷街に位置し、花々に囲まれた外観および各要素がオブジェのように構成されています。まるでイタリアの少女の頬のような暖かみのある色のタイル壁や完満的な形の廻り階段塔が特徴です。兵庫県さわやか街づくり賞、神戸市建築文化賞を受賞しました。

月光園 鴻朧館
関西の奥座敷、有馬の素晴らしい渓谷美を臨むロケーションに、悠然と佇む旅館です。屋根のうねりや両端に立つ塔など、外観意匠には有馬の四神を組み込み、各所において自然との対話を多彩に具現化した空間構成となっています。神戸市景観ポイント賞を受賞しまた。

読売DCビル
JR姫路駅南東周辺に新たな価値を附加するために、シンボル性の高い量感のある建物を目指しました。真っ白なタイルの表皮を持つ楕円形の構造フレームは、開口部に彫の深さとリズミカルな表情を与え、街並みとつながっています。 平成18年度姫路市都市景観賞特別賞を受賞しました。

ワコーレヒルズ苦楽園MIRAI
緩やかなラインを描くシンボリックなキャノピーや、三層構造のやわらかい意匠、中庭の竹林などは、集まって住まう快適性を表現しています。開放感を高めるL型+分棟の住戸配置など、恵まれた地の利を最大限に生かすことに注力しました。